“to”と”for”という前置詞はどちらも同じような意味で使われます。使い分けはできていますか?日本語に訳してしまうとほとんど同じ意味になるため、使い分けは難しいと思います。このページはその使い分けについて解説します。
“to”を使うか、”for”を使うかは、動詞で決まります。
“to”の意味と使い方
前置詞としての”to“は、後ろにくる名詞に向かって、ただ受け流す「矢印」の役割があります。
つまり、受け流す「矢印」のあるような動詞(相手がいないと成り立たない動詞)が使われた場合は、”to”が使われます。
He gave a present to her.
「彼は彼女にプレゼントをあげた。」
”give”は「あげる」という意味で、相手がいないと成り立ちません。ですので、”to”を用います。
前置詞”to”を用いる動詞(相手がいないと成り立たない)
send(送る)
speak(話す)
teach(教える)
sell(売る)
explain(説明する)
give(与える) など
“for”の意味と使い方
前置詞としての”for“は、「~ために」という意味で使われます。
つまり、“for”以降がなくても成り立つ動詞が使われます。
He bought a present for her.
「彼は彼女にプレゼントを買った。」
”buy”は「買う」という意味で、一人では成り立ちます。ですので、”for”を用いて、「〜ために」という意味になります。
前置詞”for”を用いる動詞(相手がいないと成り立たない)
make(作る)
cook(料理する)
get(得る)
find(見つける)
buy(買う) など
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