英語スピーキング力を測定 株式会社アルクのTSSTの過去問を解いてみました59(相手に意見と言う問題②)

TSST

TSST(Telephone Standard Speaking Test)とは株式会社アルクが運営する、電話で15分で受験できる英語スピーキングテストです。

TSSTの概要はリンク先をご確認ください。

このページでは、TSSTのスピーキングテストの過去を解いてみます。参考にしていただければと思います。

相手に意見を言う問題とは

TSSTでは、10問の設問に各45秒で回答をします。10問のうち、だいたい1問くらいは「相手に意見を言う」問題が出題されます。

「相手に意見を言う問題」の設問例

・ホテルにあなたは忘れ物をしました。ホテルに電話したつもりで状況を話してください。
・あなたの友人が新会社を立ち上げ、あなたに出資を求めています。
 もっともらしい理由で断ってください。
・あなたの友人が「近所の人がうるさくて困っている」と言っています。アドバイスをして
 あげてください。

「相手に意見を言う問題」の対策として、本番は時間がないため難しいと思いますが、練習の際には意見や理由を箇条書きにして整理してみると良いと思います。また、どの順番に話すかもあらかじめ決めておくとスムーズに回答に入れるでしょう。

実際に解いてみよう

「相手に意見を言う問題」は一見論理構造がないと思われるかもしれませんが、TSSTで出題されている問題の場合、意見を言う必要があるため、ある程度の論理構造がしっかりしている形返答が可能です。

例えば、以下のような「型」をあらかじめ用意しておくべきです。

① 結論を述べる(ex.AはBと比較して優れていると私は考えています。)
② その理由・根拠を述べる
(ex.Aは〇〇という点でBよりも優れています。)
③ その根拠を掘り下げる(ex.例えば、〇〇という場面でAはBより優れています。)
③ (時間がある限り)②と③を繰り返す
④ 最後に結論を述べる

論理的な回答を求められる設問ですので、テンプレートを作っておくなどの対策を行うことが可能な問題です。

では、実際に回答してみます。私なら以下のような回答をします。今回は、「あなたの友人が新会社を立ち上げ、あなたに出資を求めています。もっともらしい理由で断ってください。」という質問に回答したいと思います。

 

まず、話す内容を整理してみましょう。

① お金がない ➡️ 住宅ローンがある,貯金がない。                   
② 妻に相談が必要 ➡️ 絶対に反対される

上記のような内容を理由を説明しながら言っていけば良いと思います。もちろん相手が話さない前提になりますので、こちらでうまく説明する必要があります。試したことはないが、相手が話し返したような返答でも良いかもしれません。

 

では、以下が回答例です。

①I afraid to say that I can’t help you. You are my best friend and I want to help you somehow but I can’t invest to your company.

②I don’t have money. As you know, I have two kids and I need a lot of money to raise them. It costs at least 10 millions yen for bringing up a child. And I also have to pay back the debt of mortgage. I have to pay for another 30 years. So I don’t have money to invest to your company.

③Even if I have money to make an invest, I don’t think my wife allow me to do that. As you know, she is a really frugal person. As I told you before, she don’t give me money to have luxurious lunch. Why do I think she allow me to invest 10 millions money to your company? Even if I tell this story to my wife, she will mad at me. It’s impossible to convince her.

④Therefore, I don’t think I can’t invest to you. I’m really sorry. I’ll do anything except that.

実際にこの文章を考えながら45秒ですべて話すのはかなり難易度が高いと思います。しかし、暗記していれば、45秒くらいで回答が可能だと思います。

この例題で使える単語・表現

「出資する」  : invest, make an invest
「を育てる」  : raise, bring up
「どうにか」  : somehow
「住宅ローン」 : mortgage
「倹約家」   : a really frugal person
「説得する」  : convince, persuade

瞬間的に英語が出てくるようになるためには、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」がオススメです。学習にお役立てください。

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英語スピーキング力を測定 株式会社アルクのTSSTの過去問を解いてみました(まとめ)

 

コメント

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