TSST(Telephone Standard Speaking Test)とは株式会社アルクが運営する、電話で15分で受験できる英語スピーキングテストです。
TSSTの概要はリンク先をご確認ください。
このページでは、TSSTのスピーキングテストの過去を解いてみます。参考にしていただければと思います。
相手に意見を言う問題とは
TSSTでは、10問の設問に各45秒で回答をします。10問のうち、だいたい1問くらいは「相手に意見を言う」問題が出題されます。
「相手に意見を言う問題」の設問例
・ホテルにあなたは忘れ物をしました。ホテルに電話したつもりで状況を話してください。
・あなたの友人が新会社を立ち上げ、あなたに出資を求めています。
もっともらしい理由で断ってください。
・あなたの友人が「近所の人がうるさくて困っている」と言っています。アドバイスをして
あげてください。
「相手に意見を言う問題」の対策として、本番は時間がないため難しいと思いますが、練習の際には意見や理由を箇条書きにして整理してみると良いと思います。また、どの順番に話すかもあらかじめ決めておくとスムーズに回答に入れるでしょう。
実際に解いてみよう
「相手に意見を言う問題」は一見論理構造がないと思われるかもしれませんが、TSSTで出題されている問題の場合、意見を言う必要があるため、ある程度の論理構造がしっかりしている形返答が可能です。
例えば、以下のような「型」をあらかじめ用意しておくべきです。
① 結論を述べる(ex.AはBと比較して優れていると私は考えています。)
② その理由・根拠を述べる (ex.Aは〇〇という点でBよりも優れています。)
③ その根拠を掘り下げる(ex.例えば、〇〇という場面でAはBより優れています。)
③ (時間がある限り)②と③を繰り返す
④ 最後に結論を述べる
論理的な回答を求められる設問ですので、テンプレートを作っておくなどの対策を行うことが可能な問題です。
では、実際に回答してみます。私なら以下のような回答をします。今回は、「友人が一週間犬を預かってくれと言ってきました。理由をつけて断わって下さい。」という質問に回答したいと思います。
まず、話す内容を整理してみましょう。
① お断り | まずは明確に断ります。 |
② 理由を説明する | 犬を飼えない理由(ペット禁止のマンション、犬アレルギー) |
上記のような内容を理由を説明しながら言っていけば良いと思います。もちろん相手が話さない前提になりますので、こちらでうまく説明する必要があります。試したことはないが、相手が話し返したような返答でも良いかもしれません。
では、以下が回答例です。
①I’m afraid that I can’t take care of your dog even just for a week. You are my best friend and I love your dog but I can’t help you.
②First of all, I’m not allowed to have a pet in my apartment. So I can’t bring your dog into my room. If I were seen that I brought your dog into my apartment, I couldn’t live here since then. I want you to understand this.
③You may think that I can have your dog at my parents’ house. I’m sorry but I can’t. I brother has a baby and she has a dog allergy. She can’t be in the same room with a dog. Or her skin turns red and become swollen in a few minutes.
②I can’t do anything about this. I’m so sorry but you should ask someone else.
実際にこの文章を考えながら45秒ですべて話すのはかなり難易度が高いと思います。しかし、暗記していれば、45秒くらいで回答が可能だと思います。
この例題で使える単語・表現
「実家」 : my parents’ house
「犬アレルギー」 : dog allergy
瞬間的に英語が出てくるようになるためには、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」がオススメです。学習にお役立てください。
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